デッキアーキタイプ統計とGTC環境分析

赤黒ミッドレンジ 5人
赤緑ビート 5人
ナヤミッドレンジ 5人
トリコトラフト 3人
人間リアニ 3人
ボロスビート 2人
エスパーコントロール 2人
リアニメイト 1人
扉コントロール 1人
ジャンドビート 1人
ジャンドミッドレンジ 1人
オロスミッドレンジ 1人
4Cコントロール 1人
緑単 1人
ドラントークン 1人
青黒ゾンビ 1人
4Cビート 1人
ドラングッドスタッフ 1人


赤緑ビート 5人
赤単に緑をタッチした形が5名中4名で土地は20〜23枚と幅があり、土地の枚数によってクリーチャーの採用に工夫が見られた。20枚まで切り詰めた形だとなかなかヘルライダーが出ないので、リストの一つにヘルライダーではなく暴行者を採用して4マナまでいかなくてもカードを活かせる形にするなど工夫がみられた。環境が真っ赤だったせいか、《怨恨》ではなく《火山の力》の方が強いのではないかという声が方々で上がっていた。


ナヤミッドレンジ 5人
マナ加速から《高原の狩りの達人》、《スラーグ牙》、《ロクソドンの殴打者》、《修復の天使》などの優秀なクリーチャーを素早く戦場に送り込み場を制圧する構成は変わらず。とにかくこのアーキタイプは《踏み鳴らされる地》、《聖なる鋳造所》を得たのが大きい。クリーチャーの面では《ボロスの反攻者》と《戦導者オレリア》を得た。《ボロス反攻者》は5名中3名が採用。特に守りに優れ、ナヤの戦略と一致している。ただ、マナ拘束が厳しいのでその問題をいかに解決するか。
オレリアは5名中3名が採用。その3名は《雷口のヘルカイト》も共に採用して除去を薄くし、かなり殴り値を高めた形になっている。期待されていたオレリアの憤怒とドムリは採用率低く、採用されていてもサイドまでだった。推測するに、オレリアの憤怒は《忌むべきもののかがり火》の高い壁を越えられず、《ドムリ・ラーデ》はこの早い環境では残ってアドを取れる盤面がかなり限られていることが原因か?ドムリはコントロールが増えてくればまた考慮される余地がありそうだが、《オレリアの憤怒》は《忌むべきもののかがり火》がある限りは厳しそうだ。


赤黒ミッドレンジ 5人
赤黒ミッドレンジは前環境から形を大きく変えている。新環境はビート環境であるため、前環境で主流であった防御力の低い《墓所這い》や、《戦墓のグール》、《ゲラルフの伝書士》から《流城の貴族》、《灰の盲信者》、《ボロスの反攻者》に変更されており、色も黒単t赤から赤単t黒となっている。これはビート環境であることを考慮してクリーチャー戦に強い《ボロスの反攻者》の採用からくる変更だと思われる。《ゲラルフの伝書士》が抜けたことから全体除去に対する耐性は失ったが、コントロールは新環境では数を減らしているため問題はなさそう。


人間リアニ 3人
新環境に入った人間リアニにはビートを意識した構成になっている。《大聖堂の聖別者》は3人中2人がメインから4枚積み(1人もサイド込みで4枚)で、《悪鬼の狩人》は全員のデッキに4枚積み。色は白青赤緑から白黒赤緑の4色になっており、《慢性的な水害》が抜けて《忌まわしい回収》に変更されている。また《栄光の目覚めの天使》でリアニメイトできるサクリ台である《カルテルの貴種》が入ったことでフィニッシュが《黄金夜の指揮官》のワンショットから《栄光の目覚めの天使》無限コンボ型に変更されている。


トリコトラフト 3人
優秀な除去体制と高い攻撃力を持つ《聖トラフトの霊》を火力やカウンター呪文でバックアップし、ライフを攻めるクロックパーミッションの要素からよりアグレッシブな構成への移行が見られる。そのひとつが全てのリストにおける《ボロスの反攻者》のメイン4枚投入である。ナヤ、ラクドス、ボロスなど大半のビートダウン採用される攻守に優れたこのクリーチャーは、現環境を象徴するカードといっても過言ではないだろう。しかし並びあうと場が硬直しやすくなるため、従来のトラフトで20点削るデッキではなく、クリーチャーの数で制圧するビートダウンの要素が強まっているようにも思える。
もう一つの収穫として、聖なる鋳造所によるマナ基盤の改善が挙げられる。
スペルの面では従来のカウンターに変わり、ダメージを通す為に《戦慄の感覚》や《オレリアの憤怒》の採用が見られる。
《盲従》と《送還》の組み合わせは相手の超えられないブロッカーを排除することが可能でとても面白いギミックだと思う。
サイドの《ボロスの魔除け》は主にコントロール戦の対全除去用の役割が大きいと思える。


運営N・Kが気になったデッキ

青黒ゾンビ 1人
《ダスクマントルの予見者》を軸にしたデッキ。ライフを攻めるビートダウンデッキにおいて予見者のお互いドローの能力は対戦相手へのダメージを加速させ、《ディミーアの魔除け》とのシナジーも魅力的。《血の芸術家》など従来のゾンビデッキをベースに《スラルの寄生虫》と《ゲラルフの伝書士》のギミックなど細かいチューンも内蔵。赤がない代わりに豊富な種類の除去が満載。《ファルケンラスの貴種》には《悲劇的な過ち》を、《ボロスの反攻者》には《夜の犠牲》を、《高原の狩りの達人》には《ディミーアの魔除け》を!


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